寺院費用

お葬式における寺院費用とは一般的に、お寺様にお経を読んで頂く、読経料と、仏様の弟子になった時に頂くお名前、戒名料を合わせた金額のことです。
これらの金額は一般的に御布施と呼ばれ、お寺様にお渡しするものですが、お経を読んでいただいた事への対価ではありません。あくまでご本尊様に捧げられるものという考え方があるのでご注意ください。
これらの考え方は、一般の方々とお寺様との間に相違があり、御布施の金額に関するトラブルの原因となります。
一般の方々はあくまで、何かをしてもらった御礼として御布施を渡すと考えてしまうのです。
日本消費者協会の第11回「葬儀についてのアンケート調査」報告書で、寺院費用は全国平均47万円でした。
高いと感じるか、安いと感じるかは個人の判断だと思いますが、私は非常に高いと思います。
この寺院費用について、日本人は安くするのは失礼、無礼、罰当たりと考える方もたくさんいると思いますが、二日間の仕事の対価としては高いと個人的に考えています。
では次にこれらの内訳について考えたいと思います。

読経料

読経料はその名の通り、お寺様にお経を読んで頂いたことに対する御礼です。宗派により多少異なりますが、臨終後の枕経、通夜式、告別式、初七日などのお経を読んで頂きます。
金額はお葬式の規模によっても大きく異なります。通夜式も告別式も1人のお寺様に読んでいただく式、告別式には3人以上のお寺様にお経を読んで頂く式と、さまざまですが、平均すると10万~100万くらいの幅があります。人数が増えると1人いくらという計算になります。

戒名料

戒名料とは、亡くなった後に頂く名前で、一般的に浄土真宗以外の方が頂く名前と言われています。男性と女性、また年齢や信仰の深さによって形式が異なります。
▶男性 信仰心が深い(御布施が高額)〇〇〇〇居士
▶女性 信仰心が深い(御布施が高額)〇〇〇〇大姉
▶男性 信仰心が普通(御布施も普通)〇〇〇〇信士
▶女性 信仰心が普通(御布施も普通)〇〇〇〇信女
宗派によって異なりますが、信士・信女で5万~20万。居士・大姉を頂くとその数倍の金額が必要と言われています。
戒名とは別に法名というものがあります。これも亡くなったあとに頂く名前というのは同じですが、浄土真宗の方だけが頂く名前です。こちらは一般的には無料でもらえます。
▶男性 釋〇〇
▶女性 釋尼〇〇
この2つが基本ですが、別途院号料という金額を渡すと、〇〇院という3文字が付き、男性で6文字、女性で7文字の法名を頂けます。金額は地域によって異なりますが、一般的に8万円~です。
これらの金額に、御車代や御膳料といったお寺様にお渡しする金額をすべて合わせて寺院費用といいます。

費用を抑えるには

上述したように私はこの寺院費用は非常に高額だと考えています。
お寺様にお渡しする金額を値引きするのは失礼だと考える方もいると思いますが、私は御布施を仏様に捧げるものとは考えておらず、お世話になったお寺様への対価と考えていますので、そのサービスに見合った金額をお支払いするべきだと思っています。
実はお寺様の中にもそのような考えの方もいます。その方たちは御布施の金額の明確化を目指し、インターネットなどを活用して、お寺様の派遣サービスも行っています。
依頼したい宗派のお寺様を探して、依頼したい金額でお経を読んでもらい、戒名を頂くことができる時代になったのです。
お葬式の費用を抑えるための一つの策だと思って、興味のあるかたは是非調べてみてください。